パワーストーン必殺石置き人ブログ

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映画「博士の愛した数式」を観る

博士の愛した公式

「博士の愛した数式」

原作を読んで映画を観る。寺尾聰さん主演(数学博士役)、登場人物はほぼ4人。それぞれ少な目な台詞なのですが、特に博士役の寺尾さんの台詞には哲学的に重みがあります。

事故によって80分しか記憶を維持できない主人公を中心にした話。病気の苦悩とかといったことではなく、関係者の細やかな心の動きを描き出した日本映画という感じだろうか。

数学の得手不得手に関係なくお勧めできる映画。

ネタばれ防止にお話はここまで!

で、映画の中に「薪能(たきぎのう)」のシーンがあります。

実は私、実際に「能」を観たことがあるのですが、これがですね、テレビや映画でやっているのは、あれは動画用にかなり動きがハデな部分なんですよ。

実際には、登場人物が舞台のそでから中央に到達するまで歩くのに、見ているお客さんはトイレへ行って一服して戻って来れるくらい超スローな世界なのです。遅さを受け入れられる許容範囲を突破した動きの少ない世界なのです。

しかし、能は不思議なものでしてそのほとんど「止まっている世界」の絵そのものが超美しいのです。
店長日記・今日のセレさん | permalink | comments(0) | trackbacks(3)

恒例の奈良でリフレッシュ

大仏殿

宿の部屋は外側一面のガラス張り。そこから大仏殿と法隆寺が見える。
朝のもやに霞んでいる。映像。

大仏殿がこんなに近いなら・・
では早速大仏さまを見に行くことにしよう。
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店長日記・今日のセレさん | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

ミュシャ展 サントリーミュージアム

サントリーミュージアム

大阪の港に面した美術館。この建物の裏はすぐ海。

ミュシャ

サントリーミュージアムでミュシャを観る。

ミュシャと言えば、現在は女性を題材にしたポスターが有名。こんな感じの絵をどこかで観た事がおありでしょう。いわゆるアールヌーボーの黎明です。(画像はサントリーミュージアムさんのサイトからお借りしました)

さて、ミュシャの絵はポスターとしてはよく目にするのですが、今回の展覧会ではポスター以前にカンバスに書いた絵やポスターの元になったとおぼしき絵も多数ありました。

ミュシャの生きた時代には今のような印刷、複製技術はありませんから、まるで浮世絵のごとくに輪郭線を残してその内部を塗る手法でなければポスター用の絵(もしくは工業製品のラベル)になり得なかったのだろうかと思われます。

で、よくみれば今の作家さんたちが描く「妖精」っぽい女性の絵の源流はもしかするとミュシャにありではないかと思えました。

かれこれ100年前に描かれた女性の絵、ほとんど何も変わることなく現代の作家たちが後を追っているように思われます。ただしそれはアートとしてではなく、あくまで売り物としてね。

ミュシャ自身はポスターでなく、絵画として他に描きたい物もあったようです。
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